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セットリスト・MC内容のメモの取り方|記憶が薄れる前に残すコツ

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現場から帰ってきて数日経つと、あんなに感動した MC の話が「なんだっけ、あれ」と輪郭を失っていく。セットリストの曲順も、気づけば前半と後半がごちゃ混ぜになっている。ライブに何度も通っていると、誰もが一度は経験する「記憶が薄れる」問題です。この記事では、感動を壊さずに現場の記録を残すための、具体的なメモの取り方を紹介します。ライブの記録全般の始め方はiLoGの使い方、記録をあとで振り返る楽しみ方は推し活の統計を見るも参考にしてください。

なぜ記憶はすぐ薄れるのか

ライブ中は情報量が多すぎて、脳が全部を保存しきれません。爆音・照明・振り・周りの声援・自分の感情の昂りが同時に押し寄せる中で、MC の細かい言い回しや曲順まで正確に記憶するのはほぼ不可能です。しかも興奮状態の記憶は「楽しかった」という感情の強さのわりに、具体的なディテールが抜け落ちやすいという性質があります。だからこそ、現場を出たその日のうちに、意識してメモという形に固定する作業が必要になります。翌日にはもう「確かこんな感じだった気がする」という曖昧な再構成になってしまいます。

ライブ中にメモを取るべきか

結論から言うと、基本的には現場中はメモを取らない方がいいというのが経験者としての実感です。曲間にスマホを開いて文字を打っていると、次の MC の出だしを聞き逃したり、何より目の前のパフォーマンスを見ていない時間が生まれます。現場は「その場にいる」ことに価値がある時間です。

とはいえ、完全に手ぶらで臨むと後で何も思い出せないというのも事実です。バランスの取り方としておすすめなのは次のようなやり方です。

  • 曲名だけを最小限メモする: フルで書こうとせず、曲名の頭文字や自分だけ分かる略称を 1〜2 文字だけ打つ。スマホを見ずに済むようポケットの中で操作できるとなお良い
  • MCの内容は「キーワード」だけ拾う: 「〇〇の誕生日」「新衣装」「初披露」など、あとで記憶を引き出すための取っ掛かりだけをメモする。文章にしようとしない
  • 迷ったら書かない: メモを取るかどうか迷う時点で、その瞬間はもう見逃している可能性が高い。潔く諦めて目の前に集中する

つまり現場中の役割は「記録」ではなく「あとで思い出すためのタグ付け」だと割り切るのがコツです。

帰り道が最大のチャンス

本格的なメモは、会場を出た直後、記憶が最も新鮮なうちに行うのが一番効率的です。電車待ちの数分、帰りの電車の中、タクシーの中など、ライブの余韻がまだ残っているタイミングを逃さないようにしましょう。

音声メモを使う

歩きながらでもできる方法として、スマホの録音アプリに向かって喋るやり方は非常に効率がいいです。文字を打つより圧倒的に速く、興奮した気持ちのまま記録できるので、後で聞き返したときにその日の空気感まで蘇るという副次的なメリットもあります。

  • 「1曲目は〇〇、2曲目は〇〇で、ここでMC入った」と時系列で喋るだけでOK
  • 曲順に自信がない部分は「たぶん」「順番あやふや」と一言添えておくと、あとで見返したときに誤情報として扱わずに済む
  • MCで盛り上がった話は、覚えている限り具体的なセリフや言い回しごと喋っておくと、文字起こししたときの再現度が高い
  • 数分でいいので、会場を出て早い段階、記憶が新しいうちに録るのが鉄則

文字入力派ならメモアプリの箇条書き

声を出しにくい環境(電車内など)では、スマホのメモアプリに箇条書きで残す方法が定番です。この場合もフル文章にする必要はなく、以下のような殴り書きで十分です。

  • 曲順を数字付きの箇条書きで並べる(自信がない箇所は「?」を付ける)
  • MCの小ネタは単語の羅列でいいので思いつく順にとにかく書き出す
  • 衣装替えがあったタイミング、初披露曲、サプライズ要素は必ず一言残す
  • あとで清書する前提の「素材メモ」として割り切る

何を優先して記録すべきか

限られた時間と記憶力の中では、何でも詳細に書こうとすると結局続きません。優先順位をつけて記録する項目を絞るのがコツです。

優先度記録する内容理由
曲順(セットリスト)あとで一番参照したくなる基本情報。年間の傾向分析にも使える
初披露・サプライズ要素その日にしかなかった一回性の高い出来事。記録がないと二度と正確に思い出せない
MCでの印象的なエピソード・裏話感情が動いた理由そのもの。あとで読み返す楽しみの核になる
衣装替え・演出の変化ビジュアル記憶の補助線になる
メンバー同士の掛け合い・軽い雑談覚えていれば書く程度でOK。無理に全部拾わない

すべてを完璧に記録しようとすると義務感が勝ってしまい、続けるのが苦痛になります。まずは「曲順」と「初披露・サプライズ」だけは絶対に落とさない、という最低ラインを決めておくと気が楽です。

セットリストをあとから復元するコツ

自分の記憶だけでは曲順に自信が持てないことも多いです。そんなときは、他のファンの記録と照らし合わせて復元する方法があります。ただし、ここにはマナーが存在することを知っておいてください。

  • 他の人の投稿は「答え合わせ」に使う: SNSで同じ公演のセットリスト投稿を見かけたら、自分のメモと照らし合わせて曲順の抜けを補う分には問題ありません
  • 丸写しを自分の記憶として扱わない: 自分が体感していない部分(覚えていない MC の詳細など)まで他人の投稿をそのままコピーして、あたかも自分がその場で感じたことのように書くのは避けましょう。記録は自分の体験であることが前提です
  • 感謝と敬意を持って参照する: 曲順をまとめてくれた人の投稿を参考にする場合、可能であれば元の投稿に触れる・お礼を伝えるなど、コミュニティの中でのマナーを大切にしましょう
  • 複数の情報源を突き合わせる: 1人の記憶だけでは間違いもあります。複数人の投稿で曲順が一致していれば、より確度の高い記録として自分のログに反映できます

セットリストの復元はいわば「集合知」の恩恵を受ける行為です。もらうだけでなく、自分も次の現場では誰かの参考になるようなメモを残す、という意識を持てると、コミュニティ全体が心地よく回ります。

清書のタイミングと方法

帰り道に取った音声メモや殴り書きは、あくまで素材です。そのままにせず、当日か遅くとも翌日中には清書する習慣をつけましょう。時間が経つほど、素材メモ自体の意味も薄れていきます。

清書のステップの一例です。

  1. 音声メモを聞き返しながら、曲順をテキストに書き起こす
  2. 自信がない曲順は他のファンの投稿と突き合わせて確定させる
  3. MCのキーワードから、覚えている限り詳しくエピソードを文章化する
  4. 初披露・サプライズ・衣装替えなど特筆すべき点をまとめて記録する
  5. iLoGなどの記録アプリに参加ログとして残す

この清書作業自体も、実は現場の余韻を二度楽しめる時間になります。「そういえばあのときこう言ってたな」と思い出しながら文章にする過程は、ライブ当日とは違った形での満足感があります。

記録が後で効いてくる場面

こまめに残したセットリストや MC メモは、書いた直後には地味な作業に見えても、時間が経つほど価値を増していきます。

  • 年末の振り返り: 1年間参戦したライブを振り返るとき、記憶だけでは大半の現場が「楽しかった」以上の解像度で思い出せません。メモがあれば、その年ならではの傾向(よく披露された曲、印象的だった MC)まで振り返れます
  • 推しの成長の記録: MC での発言や初披露の記録が積み重なると、推しがどう変化してきたかを追える貴重な資料になります
  • 同担との答え合わせ: 同じ現場に行った友人と「あのときのMCどうだった?」と話すとき、メモがあると会話が何倍にも深まります
  • 何年も先の懐かしさ: 数年後にふと見返したとき、当時の空気ごと蘇る記録は、写真だけでは得られない情報量を持っています

特別なことをしなくても、曲順とキーワードだけの簡単なメモがあるだけで、未来の自分への贈り物になります。逆に「今度こそちゃんと覚えておこう」と記憶だけに頼ると、ほとんどの場合数か月後には輪郭がぼやけてしまいます。

まとめ

  • 現場中は記録より体験を優先し、メモは最小限のキーワードだけにとどめる
  • 本格的なメモは記憶が新鮮な帰り道に。音声メモかメモアプリの箇条書きが効率的
  • 優先して残すべきは曲順・初披露・サプライズ要素。全部を完璧に記録しようとしない
  • 他のファンの記録は「答え合わせ」に使い、丸写しを自分の記憶として扱わない
  • 当日か翌日中に素材メモを清書する習慣をつける
  • 積み重ねた記録は、年末の振り返りや数年後の懐かしさとして、あとになるほど効いてくる

完璧を目指さなくて大丈夫です。曲順とキーワードだけでも、未来の自分がきっと感謝してくれます。

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