ライブアイドル現場の用語集|DD・箱推し・在宅・剥がし…よく聞く言葉を一挙解説
約5分
ライブアイドルの現場やSNSでは、初心者には意味の取りづらい独特の言葉が飛び交います。「DDだけど今日は箱推しで参戦」「剥がし強めだったね」——初めて聞くと暗号のようですが、一つひとつは難しくありません。筆者も初参戦のころ、隣の人の「タイテ何分押し?」が全く聞き取れず曖昧に頷いた苦い記憶があります。この記事では、現場でよく使われる用語を4つのカテゴリに分けて一挙に解説します。なお本サイトでは「ライブアイドル」という呼び方で統一していますが、ライブアイドルは「地下アイドル」と呼ばれることもあります。
推し方に関する用語
まずは応援スタイルにまつわる言葉です。自己紹介がわりに使われることも多いカテゴリです。
| 用語 | 意味 |
|---|---|
| 推し | いちばん応援しているメンバーやグループ。「推す」は応援する意味の動詞としても使います |
| DD | 「誰でも大好き」の略。特定の推しを決めず、複数のグループやメンバーを幅広く応援するスタイル |
| 箱推し | 特定の1人ではなくグループ全体を推すこと。「箱」はグループやライブハウスを指します |
| 単推し | グループの中で1人だけを推すこと。箱推しの対義語 |
| 推し変 | 推しを別のメンバーやグループに変えること |
| 古参 | 昔からのファン。長さの基準は現場によってまちまちです |
| 新規 | 最近ファンになった人。多くの現場で歓迎される存在です |
| 在宅 | 現場には行かず、配信やSNSを中心に応援するスタイル |
| 茶の間 | 在宅とほぼ同義。テレビの前で応援する姿から来た言葉 |
| 推し事 | 推しを応援する活動全般。「お仕事」にかけた言い回し |
ライブ・現場の用語
ライブ当日に飛び交う言葉です。告知やタイムテーブルを読むのにも必要になります。
| 用語 | 意味 |
|---|---|
| 現場 | ライブやイベントなど推しに会える場のこと。「今日現場ある?」のように使います |
| 対バン | 複数グループが出演するライブ形式。詳しくは対バンとはで解説しています |
| ワンマン | 1グループのみの単独公演。節目の目標になることが多い形式です |
| タイテ | タイムテーブルの略。各グループの出演時間割のこと |
| 転換 | 出演グループが入れ替わる間のセッティング時間 |
| セトリ | セットリストの略。その日に披露された曲順 |
| 最前 | ステージ最前列のこと |
| 上手・下手 | 客席から見てステージ右側が上手(かみて)、左側が下手(しもて) |
| コール | 曲中に観客が入れる掛け声。名前を呼ぶものが代表的です |
| MIX | 間奏などで入れる定型の掛け声。コール・MIX入門で詳しく解説しています |
| ケチャ | サビなどで推しに向かって両手を差し伸べる動き |
| リフト | 人を肩の上などに持ち上げる行為。多くの現場で禁止されています |
| サイリウム | ペンライトのこと。折って光らせる使い切りタイプを指すこともあります |
特典会の用語
ライブ後の交流タイムに関する言葉です。お金のやり取りが発生する場面なので、意味を知らないと戸惑いやすいところです。
| 用語 | 意味 |
|---|---|
| 特典会 | ライブ後に開かれる交流会。仕組みは特典会とはにまとめています |
| チェキ | インスタントカメラで撮る写真、またはその撮影券。詳細はチェキとは |
| 剥がし | 特典会で持ち時間が終わったファンを列から促すスタッフ、またはその行為 |
| 2S | 2ショットの略。推しと2人で写るチェキのこと |
| 生誕祭 | メンバーの誕生日を祝う特別な公演やイベント |
| フラスタ | フラワースタンドの略。ファン有志が会場に贈る祝い花 |
| 物販 | グッズ販売のこと。チェキ券もここで買うのが一般的です |
| ドリンク代 | ライブハウス入場時にチケットとは別に支払う500〜700円程度の代金 |
| 取り置き | チケットをグループ経由で予約し、当日受付で精算する仕組み |
SNS・ファン活動の用語
SNSの投稿や感想でよく見かける言葉です。
| 用語 | 意味 |
|---|---|
| 連番 | 友人と一緒に隣同士で参戦すること。詳しくは連番とは |
| ソロ参戦 | 1人でライブに行くこと。ライブアイドル現場ではむしろ多数派です |
| 遠征 | 地元以外の土地の公演に行くこと |
| 沸く | 大いに盛り上がること。「今日のフロア沸いてた」のように使います |
| 尊い | 素晴らしすぎて言葉にならない、という最大級の賛辞 |
| エモい | 感情を強く揺さぶられる様子 |
| 大砲 | 大きな望遠レンズ付きカメラ、またはそれで撮影するファンのこと |
用語がわかると現場は一気に楽しくなる
用語を覚える目的は「通ぶる」ことではなく、情報を正しく受け取ることです。たとえば「タイテ30分押し」が読めれば到着時間を調整できますし、「取り置きあります」の告知が分かれば当日券より確実に入場できます。逆に、筆者の友人は「ドリンク代」を知らずに小銭を用意しておらず、入場列で慌てていました。SNSでも、用語が分かるとファン同士の感想が読めるようになり、「今日のセトリ最高だった」という投稿から自分の知らない曲を知る、といった広がりが生まれます。すべて暗記する必要はありません。分からない言葉に出会ったら、この記事に戻って確認する程度で十分です。使っているうちに自然と口から出るようになります。
まとめ
ライブアイドル現場の用語は、推し方・現場・特典会・SNSの4つに分けて押さえると整理しやすくなります。次のステップとして、当日の流れを初めてのライブアイドル現場完全ガイドで予習しておくと安心です。覚えたての用語を使いながら参戦の記録を残していくと定着も早いので、ライブ参加記録アプリの iLoG のようなツールで「現場ログ」をつけてみるのもおすすめです。